きょうきょう

I

きょうきょう【兢兢】

恐れて自由に動きまわれぬさま。 びくびくするさま。

「戦々～」「悪事がいつ露顕するかと～としている」

II

きょうきょう【恐恐】

恐れかしこまるさま。 おそるおそる。

III

きょうきょう【恟恟】

恐れおののくさま。 おどおど。 びくびく。 洶洶(キヨウキヨウ)。

「～として仕える」「人心頓(シキ)りに～たり/緑簑談（南翠）」

IV

きょうきょう【拱橋】

アーチ橋のこと。

V

きょうきょう【洶洶】

(1)水がわくさま。 水の勢いが激しいさま。

「波濤～の音漸く高く/即興詩人（鴎外）」

(2)どよめき騒ぐさま。 かまびすしいさま。

「衆議～たるも略ほ恤ふること無く/三酔人経綸問答（兆民）」

(3)恐れおののくさま。 恟恟(キヨウキヨウ)。

「～たる三軍の心をも安からしむ可し/不如帰（蘆花）」

VI

きょうきょう【皎皎】

明るく光り輝くさま。 特に， 太陽・月・雪などにいう。 こうこう。

「～たる望月(モチヅキ)， 黄金の船の如く/即興詩人（鴎外）」

VII

きょうきょう【軽軽】

かるがるしいさま。 軽率。

「さるは， いと， ～なりや/源氏（若菜上）」

VIII

きょうきょう【驕矜】

おごりたかぶる・こと（さま）。

「これによりて少も～するの心なし/西国立志編（正直）」「時しも～なる太陽は峭絶なる火山の側面を灸るを以て/日本風景論（重昂）」